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楽器のタイトボンドと木工用ボンド検証

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最近はホームセンターでも見かけるようになったタイトボンド。

海外製品ですが日本でも楽器の製作では以前から使われてきたボンドです。

アコースティックギターのトップ材など薄い板を中央で貼り合わせたり 接着部分には全て使われています。もちろんエレキギターにも木材の張り合わせに使われます。


このギターはスペイン・アルテアの知人の工房のフラメンコギターで やはり全てタイトボンドで作られています。


右側の黄色いボンドはご存知木工用ボンドで(これは速乾タイプのもの)楽器ではピアノの内部に多数入っている木とフエルト部品にこちらが使われています。

木工用ボンドは一度乾けば大変強度が高くなりますが 水に浸すと元に戻る(溶ける)性質があり 木材を痛めずに綺麗に剥がせる メンテナンスが可能なボンドだからです。


硬化後はタイトボンドの方が硬くなり ギターには硬い響きが必要なので好まれますが、 実は木工用ボンドの方が少し柔軟性がある分、引っ張られたり折られたりした時の強度が高いです。


では その水に対してはどうなのかを今回は両ボンドで実験してみたいと思います。


まず同じような分量を出して硬化させます。白い方が速乾木工用ボンド、黄色い方がタイトボンドです。

1時間目から縁の色が変わり始め 4時間目くらい縁の透明度が増し、12時間でこのくらいです。どちらも周りが透明に固まってきました。

ただ厚みがある状態なので表面は乾いておりますが内部は乾いていません。


24時間後 両方とも透明度が増しています。

薄塗りであればこの時点でもう完全に乾き切った状態でしょう。

触ってみてもどちらも硬さは結構ありますが 指で少しは曲げられます。


それでは水をかけてみます。


はじめはスプレー2プッシュくらいかけましたが すぐにどちらも化学反応っぽく変化があり透明度だったところがどんどん濃くなって 表面がどちらも同じように元の色っぽく変わってきました。2プッシュだと水が足らない感じがしたのでさらに水を追加しました。


そして1時間後 どちらもだいぶ柔らかくなり 爪楊枝で曲げられます。

ただ2時間待っても もとのドロドロな状態には戻りませんでしたので終了しました。


実はもっと細かく写真も撮ったり このとなりで紙の上で同じように固めていたのですが

結論的には 硬化速度や変化の感じ、硬化後曲げてみた感じはほとんど差がないように感じました。また水をかけた後の変化もほぼ同じようになりました。


硬さの違いは多少あるにしても 成分的にもかなり近いものであることは間違いないようですね。

ギター楽器用タイトボンド
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2021/04/25