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日本のカラオケも中国製

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今回はDTMの話題です。

私はギタリストですが一昨年まで約23年間カラオケ音源制作をメインの仕事にしてきました。


当初2年くらいはジョイサウンドや東映などRoland Sc-88を音源として使うMIDIデータ、

その後はDAMの専用音源での音源制作でした。


写真は当時の制作環境で中央のモニタの下の黒い箱がヤマハが作っている専用音源で16chのPCM音源が2台とマルチエフェクトが4台入っています。

(現在はもっと多く入っているものを使っているようです)


私の場合ギタリストなのでギター物の曲ばかりでしたが、原曲を何度も何度も聴いて耳コピしデータ化していく仕事ですので回数は数えたことはありませんが仕上げるまでに3、4百回は聴くことになるでしょうか。

それも大半はヘッドホンで聴き続ける 本当に大変な仕事でした。


そうやって私のような制作者が苦労して制作されていた日本のカラオケですが、実は現在は一部のヒットアーティストを除いてほとんどが海外(中国で作られています)。


これは単に制作単価の問題で私が仕事を受け始めた1998年頃は1曲が約60000円くらいでした。

(その前は100000円超えの時もあったとか、、)

最終的に仕事をやめた時の私の制作単価が40000円で、その時私の所属していた制作会社はすでに単価を安く発注できる中国の会社にかなりの曲数を回していました。

おそらく現在はほとんどの楽曲のカラオケ音源が中国で制作されているのではないかと思います。


ただもしこれから中国の制作金額が単価を上げてきたらどうなるか、

既に日本のカラオケ業界は下火だったところにコロナで大変な状況に陥っているでしょうから国内の制作単価を上げることはできないと思われますし、今後日本のカラオケは一部のヒットアーティストの曲のみ制作されていくことになるかも、、、しれませんよね。


オンラインでのカラオケサイトもありますが実際大きい音で歌わないカラオケでは、どれがどんな楽器なのかもわからない歌手がどんどん増えてしまいますよね。


しかしコロナでカラオケに行けなくなった今オンラインでしか歌えないのが仕方ないことだとしたら、、

ジャスラックも著作権でグダグダ言わずにオンラインで自由にカラオケ音源を使えるようにするとかしないとカラオケで歌うこと自体が日本からなくなってしまうように思います。


元カラオケ制作者オヤジの声でした、、、。

Koji Numazaki's Studio Photo01

2021.03.21